全然違う事を書こうかと思っておりましたが、やられました、
スタッフ、心打ち抜かれました。
当工房は8階、靴売場の横に併設されておりまして、お買い場のスタッフ様の
中でもいつもさわやかな着こなしと笑顔が素敵なＮさま。
なんてことない会話中、ちらっと見えた上質な革、
スタッフ：それ、何ですか？
Ｎ様： ああ、お会計時のバインダーを自分専用でオーダーしたんですよ。
と言って、見せて戴くとなんと、
クロコの二つ折りバインダー！
見るからに上質そうなクロコで、あえての素仕上げでこれから専門の職人さんに
パティーヌで染めてもらうとの事。
お値段、勿論、かなりのものだったそうですが、イケてます。
イケまくりですヨー、Ｎ様。
物の価値観は千差万別でございますが、こういうお金の使い方、スタッフは大好きです。
自身の出来る範疇で、様々な物にこだわるって、イイですよね。
このバインダーでお会計されるお客様は、きっといい気分になれるはず。です。
パティーヌ上がりにＮ様のご了承得られれば画像アップ致しますね。
では本日のお修理ですが、
レザーオールソールのご紹介です。
時期的に、店頭に並べておりますオールソールサンプルは、全てラバーソールの
物ですが、レザーの風合いは譲れない！と、言うお客様も多いですよね。
しかし、耐久性のいいレザーソールをチョイスすると、返りが出にくい分、
つま先だけが片減りして補修が必要になったりしますが、そんなお悩みには
画像のビンテージスチールがホントにおすすめです
好みもございますが、カツカツという音も相まって、不快指数ＭＡＸの蒸し暑い日本でも、
紳士の振る舞いに1歩近づけるのでは？
向かって左側、同じ靴ですが、こちらには違うソールをチョイスし、
スチールに+、ハーフラバーで仕上げてあります。
ソールを保護するという観点で行くと、最強のお修理ではないかと思いますが、
レザーの風合いが損なわれるという方々もいらっしゃいますとは思いますので
靴をお持ち戴いてお気軽にご相談戴けましたら、可能な限り、
お客様ご要望に沿ったご提案ができる様、勤めて参りますので
お時間ございましたら8階工房まで遊びに来て下さいね。
ちなみに、
レディースのパンプス等もオールソール可能な物が多いですのでお気に入りの1足で
お悩みの皆様、是非1度拝見させて下さい。
1足1足丁寧に作業させて戴きます。
レザーオールソール（メンズ） １２，０００+ＴＡＸ～
トゥスチール、ハーフラバー等、オプション別途
レディスオールソール ８，０００+ＴＡＸ～